最古で最新の医学 アーユルヴェーダとは?
世界三大伝統医学のひとつアーユルヴェーダは、インドで発祥し仏教と共に近隣諸国へ広まり、土着の医療と融合していきました。
「Ayus(生命)+Veda(知識/智慧)」という言葉から成っていて、日本語では「生命の智慧」「生命の科学」と訳されます。
インドでは大学、病院、診療所、製薬会社など、本格的な医療として確立している一方、家庭での健康管理や予防にも取り入れられています。
アーユルヴェーダの専門施設には、世界中から学びやトリートメントのためにひとびとが集まってきます。
日本でも、2018年には内閣官房 健康・医療戦略室の藤本氏より「アーユルヴェーダは、病気の予防と健康維持の新しい軸となるのではないか」とのコメントが出され、2023年2月には東京のインド大使館に伝統医学省AYUSHの公式な情報部門が設置されるなど、注目が高まっています。
アーユルヴェーダでは、ひとりひとりが異なる体質をもつと考え、その体質と、季節・環境・食事といった自然とのバランスを取ることが、健康や不調緩和の鍵になります。
バランスを取るために、自身を知り、周りを知る。どの時代でも、どこに住んでいても役立つ健康法です。